(おそらく)商業ベースで出版された日本初のゲーム攻略本「インベーダー攻略法」
Wednesday, September 29, 2010 AM12:50
今月は特に近況と呼べるほどのイベントがありませんでしたので、所蔵の一品を公開したいと思います。
その方面の人には有名な「インベーダー攻略法」の初版本です。当然ながらブーム真っ盛り(と同時にインベーダー自粛宣言を出した時期でもある)の1979年6月に出版されたこの本は、日本で始めて(商業ベースで)出版されたゲーム攻略本として知られています。どこかのサイトに載っていた話ですが、初版から2ヶ月で9刷までいったらしく、当時のブームぶりもなかなかのものです。
ちなみにこの本、ノンブル(ページ数字)が全く振られておらず、よく調べていませんが大体100p前後の本です。糊ががっちり定着しているおかげで、今回のスキャンに至りました。
ぺらっ
そいじゃスタート
最初にゲームの歴史について説明があります。ちゃんと調べているようで、「スペース・ウォー」や「コンピューター・スペース」などの記述があります。(このページには載ってません)
お金を入れるまでの説明。そもそも、当時に「攻略本」という概念がないため色々な試行錯誤がうかがい知れますが、それなりに的を得ているといいますか、「攻略本」の機能として成り立つレベルは十分に達しています。ようは全体的に冗長ということです。
攻略法。端折っていますが、正統派の攻略だけで本の半分割いています(当たり前か)。ここには掲載していませんが、UFOを確実に300点狙う方法もキチンと書いてありました。ちゃんと規則性を算出しています。
もちろん「名古屋撃ち」の方法もあります。ただ、亜流の「東京撃ちとか中央突破と呼ばれるもの」はありませんでした。どうでもいいですが「名古屋撃ち」を発見した経緯は未だに謎のようです。
うわさ話的な都市伝説的な。「幻の流星インベーダー」はいわゆる「レインボー」ですが、他はよくわかりません。亜流のインベーダーで再現できるんでしょうかね。(これとは別ですが、口裂けインベーダーとか有名ですよね。未だに見たことなくて個人的に都市伝説扱い)
個人的に面白いのはここからで、亜流のインベーダーについて一部紹介されています。「インベーダーを作らなかったのはナムコだけ」と言い切れるほど、当時のゲームメーカーはインベーダーを作りました(もちろんライセンス品もあります)。
のちのパチンコメーカー
のちのアイレム
「ヘンなゲームならまかせとけ」
ここに載ってるのはブームにあやかってすぐ潰れた零細企業もあります。
最後に、当時稼働していたゲームのラインアップが紹介されていました。スキャンしてたらいよいよ本が痛みそうになったので一部だけ。
おわりに
一部だけ紹介しましたが、ご覧のとおり当時の娯楽をありのまま、手に取るように分かる非常に資料的価値の高い本です。ゲームの歴史系の書籍に参考文献で大抵出てくる本だったりしますが、非常に入手困難ないわゆるレア本です。
当時500円なんだけど、うち8000円で買うたんよーーー!!


